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日記やら二次創作やら、つれづれと。
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(銀魂連載 shout!)


……雨が降っていた。




0.裏の裏は表なわけがない

広い広い森の中。

隠れるように、大きな大きな白い家があった。

洋風な、落ち着いたたたずまいのそれだが、標識はない。

それどころか、門すらもなかった。

その中で。

 

「父っ!」

 

やはり広い広間に、少女の声が響いた。

「父―――っ!」

二度目の呼びかけの後、数秒間が空く。

この広い家でも全域に聞こえ渡りそうなほどの大声だったはずだが、返答はなかった。

その事実に、少女は顔をしかめる。


「ちっ、ヤロウ……」


年頃の乙女にあるまじき黒い台詞を残し、少女はその広間を抜けた。その先にはこれまた長い廊下が広がっている。

装飾品も何もない、工夫の欠片も感じられないその廊下をなんら気にすることなく、少女はひたすら進んだ。

その一番突き当たりのドア。

いつもならノックをして最低限の礼儀をはらって入るところだが……

 

ずバァン!

 

問答無用で蹴り開けた。

広がるのは、一面の本棚。

書庫だった。

ただし、少女は決して本を読みに来たのではない。

……いや、正確には、本を読むためにここへ来た。

…同じじゃねえじゃねえか、とは言わないで。

とにかく。

本に用がある少女は、この本棚の数々から本を探す、などという真似はしなかった。

実はこの書庫、ある人物にはわかりやすいよう分類されているらしいが、他のものには絶対にわからないよう配架されている。もちろん、そのある人物が少女なはずもなく、少女は初めからこの書庫には目もくれなかった。

代わりに、ドアから入って右側にある机へ一直線におもむいた。

机の上はほとんど何もないに等しかった。

筆記用具一式がきれいに整頓され、その横にはメモ用紙があるだけ。引出しを下から順に、しまわずに開けていっても、そこには何も入っていなかった。

予想通り、とでも思っていたかのように、少女はそれに一瞥をくれただけで、今度はその隣に視線を移す。
クローゼットがあった。

『パパの秘密全集最新版 覗いちゃ駄目よv』と、クローゼットに直接油性マジックで書かれてある。

 

みしっ。

 

思わず手に取ったクローゼットの取っ手に力が入ったが、少女はひとまず怒りをこらえ、手を引いた。

中には、これもまたきれいに整頓された  

「……………父も男だ、うん」

 

ぱたん。

 

慈悲にも似た感情を抱きつつ、少女はクローゼットを閉め  

 

「って、ちょっと待て!」

 

慌ててその扉をぶち開けた。

「をいィィィ! なに人の本カモフラージュに使ってんだコルァ!」

溢れんばかりの  その、官能小説と漫画の中に、まるでそれを隠すかのように置かれたもの。

それこそが、少女の探していた本だった。

正しくは、漫画。

詳しく言えば、週刊少年ジャンプに掲載されている『銀魂』の単行本一巻であった。

「何はともあれ……ようやっと戻ってきた……」

はふー、と安堵のため息を付く少女。

ようやっとそこで少女らしい一面が現れ、少女は微笑んだ。

深紅の長い髪を結わえ、着物を着くずしたその少女。

コスプレでもしているのか、と思えるような全体像だ。……ただ、少女は大真面目だが。

まあ、そんなこんなでせっかく新しく購入した『銀魂』を手に、少女は再び歩き始めた。先程よりもかなりやわらかな物腰だが。

それから少女は書庫の入口へとたどり着き、

 

 

 

―――消えた。

 

 

 

絨毯の模様の中心部だった。

17歳、誕生日おめでとう。

そんな意味がこめられていることを、知るものは少ない。

 

 

 

 

 

 

ぼつり、

 

雨の一粒目は偶然か必然か、彼の笠に当たった。

それから雫は、段々と周囲に広がっていく。

彼は押し黙り、焦る気持ちを制するようにゆっくりとポケットから一枚の紙キレを取り出し、空を見上げた。

 

空はこの上ないほど、晴れていた。

 

やがて、彼の手の中の紙キレが、水滴とそれを多量の含んだ空気によって劣化していく。

数秒で本来の形を失い、ぴちゃ、と生まれたての水たまりに落ちた。

その紙キレがあった空間を握り締め、彼は笑った。

 

その後彼は、わき目も振らずに走り出すのだ。

 

 

 

紙キレは、水たまりに溶けるように消え失せた。

晴れた空から、雨は降り続けていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

―――拝啓、父よ。

何か知らないけど、始まるみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

続。

 

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一ノ瀬未来。群青。軍事用。どれでも可です。
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最近いつもに増してぐだぐだになってまいりました。gdgdって略はけっこう好きだがwktkはいかんとか思ってしまう。
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